KU-FELは京都大学エネルギー理工学研究所に設置された自由電子レーザ(Free Electron Laser: FEL)研究施設です。
KU-FELのミッションはエネルギー関連研究開発のために高強度な波長可変赤外レーザの供給であり、電子加速器を用いた2つの光源を有しています。
#1: MIR-FEL: 高強度・波長可変中赤外レーザで、波長3.4~26 μmで発振可能。
#2: THz-CUR: 高強度・準単色・波長可変THzレーザで0.16~0.6 THzで発振可能。
これらの光源は外部ユーザーの利用が可能となっており、様々な応用実験に用いられています。
また、ユーザー利用実験と並行して、これら光源に関する研究開発を精力的に行っています。
News
2024年10月16日
KU-FELユーザーの小林建輝さん(東京大学工学研究科)がKU-FELのTHz-CURに関する研究成果を発表し、日本物理学会第79回年次大会の学生優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます。
2024年6月1日
2024年度の外部ユーザー利用が開始されました。今年度は15の外部利用グループがZE拠点事業の下、KU-FELを用いた研究を実施します。2023年7月13日
MIR-FELの取出しビーム窓の変更およびアンジュレータ真空ダクトの交換に伴う最小ギャップ短縮(16.5→15.15mm)により性能が向上しました。
これに伴い、US#1でのWavelength vs Macro-pulse Energy のグラフを更新しています。2023年6月5日
2023年度の外部ユーザー利用が開始されました。今年度は17の外部利用グループがZE拠点事業の下、KU-FELを用いた研究を実施します。2022年6月20日
2022年度の外部ユーザー利用が開始されました。今年度は18の外部利用グループがZE拠点事業の下、KU-FELを用いた研究を実施します。
2022年6月8日
放射線遮蔽効果のお蔭でKU-FELの最大電子ビーム平均パワーが41.2 Wから60.0 Wにアップグレードしました。
2021年12月16日
第1回 KU-FELユーザーミーティングを開催します。詳細はこちら2021年6月10日
KU-FELの全炳俊が第17回日本加速器学会奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。2021年6月4日
KU-FELの全炳俊が第8回日本赤外線学会研究奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。
2021年5月26日
KU-FELの全炳俊が主著者の論文がAPEX&JJAPのHighlights 2020に選ばれました。
2021年5月11日
KU-FELユーザーの田中陽平さん(京都大学化学研究所)がKU-FELを利用した研究成果を発表し、日本物理学会第76回年次大会の学生優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます。
2021年3月4日
KU-FELユーザーの田中陽平さん(京都大学化学研究所)がKU-FELを利用した研究成果を発表し、レーザー学会学術講演会第41回年次大会にて論文発表奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。
2020年12月10日
KU-FELユーザーの田中陽平さん(京都大学化学研究所)がKU-FELを利用した研究成果を発表し、ビーム物理研究会・若手の会2020の若手発表賞を受賞しました。おめでとうございます。
2020年11月9日
KU-FELの全 炳俊の第15回(2021年)日本物理学会若手奨励賞受賞が決定しました。おめでとうございます。
2020年10月11日
KU-FELの全 炳俊が主著者の論文がApplied Physics Expressの"Most Read"の一位にランクされました。
2020年10月1日
KU-FELの全 炳俊が主著者の論文がApplied Physics ExpressのSpotlights論文に選ばれました。
2020年9月
KU-FELユーザーの田中陽平さん(京都大学化学研究所)がKU-FELを利用した研究成果を発表し、第27回レーザー夏の学校の最優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます。
2019年5月
KU-FELユーザーの吉田恭平博士(熊本産業技術センター)が主著者の論文が日本赤外線学会論文賞を受賞しました。おめでとうございます。
Research Highlights
2020年10月8日
共振器型自由電子レーザの世界最高効率を達成 ―長波長赤外での強光子場の実現とアト秒X線源の開発に大きく前進―
2020年6月23日
赤外自由電子レーザー照射によりセルロースがグルコースに効率的に分解することを発見 ~グリーンプロセスとしてバイオエタノール生産などへの活用に期待~